アートあるき

アートに訪れた記録

ドルフィンマン

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ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へを見ました。

 

ダイビングに深い青い海の中に魅せられたので、ポスターに惹かれて事前情報なしに鑑賞。

 

ジャック・マイヨールという日本に縁ががあるダイバーのドキュメンタリーでした。

ポスターのような綺麗な海の世界が画面いっぱいに広がっていると期待していたので残念、、、

 

人類史上初めて素潜りによる水深100メートルという記録を達成したジャックマ・マイヨール。彼は、上海在住の幼少期に何度か佐賀・唐津を訪問。そこで海女の素潜りを見てました。素潜りを極めるべく、インドでヨガに出会い、日本の禅寺で精神を鍛え、ついに1976年、49歳の時に人類史上初めて水深100mに達する偉業を達成。その後『グラン・ブルー』の公開で脚光を浴びるが、晩年うつ病になり自ら生涯を閉じたそうだ。

 

ダイビングの生命線は"呼吸"である。深く海に潜るには、気圧の関係でゆっくりでならなければならない。そうでないと、鼓膜に傷が付くからだ。

私はダイビングで大切である耳抜きが得意ではない。海に潜るときも上手くいかない耳抜きで一苦労して、上がる時はボコボコボコっと耳がなった、リバースブロックを起こしたこともある。加えて、呼吸も浅い。1分間も呼吸が止められるだろうか。だから、深く潜るシーンは緊張感をおぼえた。

 

「地球上の生命の源“海”。そこには、調和が広がっている。そこで自由に生きるイルカ。その“自由さ”は、人の中にも眠っている。野生動物のように、日々命がけで生きる私は、水深100メートルという無謀な潜水に挑んだ。人はもっと深く潜れるはず」

 

公式HPに書かれているジャック・マイヨールの言葉。海中でヨガのシーンがある。静かなヨガの禅。ゆっくりと息が出て気泡が上がっていく。呼吸は心と体を結びつけるという。

調和はヨガにとって重要なワードである。ヨガはサンスクリット語で「つながり」。心と体、魂が繋がっている状態で具体的には「調和」「統一」「バランス」を意味している。ジャック・マイヨールにとってヨガが重要だったか伺える。

 

後半はジャック・マイヨールを知る方々のインタビューである。どんな人物だったのか知ることができる。人離れしたジャック・マイヨールとヨガの話から人間味がある話が伺えた。

 

ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ

HP

https://www.uplink.co.jp/dolphinman/
2019年11月29日(金)新宿ピカデリーアップリンク渋谷 、アップリンク吉祥寺 ほか全国順次公開