アートあるき

アートに訪れた記録

メランコリックin アップリンク渋谷

気になる子の一言で銭湯にアルバイトしたら、裏社会に通じる場所で掃除屋さんだった、『メランコリック』という内容の映画を見に行きました。

 

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ポスターは完全にホラー…

メランコリックという言葉も憂鬱という意味がありますが、映画はコメディというかファンタジーなかんじかな。

お掃除屋さんなので流血しているシーンがあるので、血が嫌いな人、心臓が弱い人は注意??かも。

 

映画の内容↓

主人公は東大卒という輝かしい学歴だけど、バイトを転々としてる根暗。同窓会にいっても気にも止められない。今までも日が当たらなかったのが伺える。

ひょんな事から、家の近くの銭湯にいったらそこで、同級生の女の子と再会。向こうは主人公のことを覚えていていい子です。(映画みてる最中はずっと疑ってました。どんでん返しがくると思って…)

その子への下心から銭湯でアルバイトを決めた。

即採用。

しかし、ある日、なぜ銭湯が閉まってるのに夜中も明かりがついてるのが気になって覗いてみたら殺害現場を見てしまった。

即バレ。

殺さない代わりに殺し終わった現場の清掃を担当することに。

そんな中、意中の同級生と付き合うことになってプライベートが充実していく。

こんな奇妙な生活はずっと続くわけもなくて…

 

 

 

どこにでもいるような主人公が、一線をこえた社会に染まってしまうのではないかとハラハラしたり、殺しの仕事、悪人がターゲットと聞いているからか、特に正義からくる葛藤もなく、それどころか、チャラそうな同期のほうにリーダーに任命されて、少しばかり憂鬱そうなような…。

でも、いままで暗かった人生が可愛い恋人ができて幸せになりつつある、、、

……そんな主人公が一番ヤバいのではないかとおもったり。

劇中でも、のんびりしすぎと注意されますが、一応、脅迫されて仕方なく手伝わされていた設定のはず、遠い記憶を探すかんじになっちゃった。

悪人といえど人殺ししているので、ところどころにブラックジョークなシーンがあって、笑えるような背筋が寒くなるような生理的にキモチワルイと思える。

最後の最後まで誰が裏切るのだろうと心構えをしてしまった。実際に裏切ったのは一人だけで、ドロドロした人間関係はなかった。

主人公の闇落ちもなかった、メンタル強いのかな。

最後は、コメディ要素が満載でした。世にも奇妙な物語のような、薄気味悪いストーリーからツッコミどころ満載にで、最後の最後で主人公も手を血にそめてしまうので、沈んだ気持ちになってしまいましたが、気持ちを持ち上げられました。